Scalazの歴史と概要

class: center, middle

# Scalazの歴史と概要

---
class: middle

- twitter [@xuwei_k](https://twitter.com/xuwei_k)
- github [@xuwei-k](https://github.com/xuwei-k)
- blog <http://xuwei-k.hatenablog.com/>
- 2014年3月からドワンゴで働いてる(まだ4ヶ月)
- もちろん毎日仕事でScala(not Scalaz)書いてる

---
class: middle

## 話すこと

- Scalazとは
- 歴史やversion間の違い
- モジュール構成
- 自分とScalaz
- なぜ使うべきか？いつ使うべきか？
- Scalazを勉強する方法、そのための資料
- コミッターの紹介
- 関連ライブラリ紹介

---
class: middle

## Scalazとは？

---
class: middle

|@|    <*>    <**>    ^    ***    &&&    :->    <-:    >>=    |||    <<<    >>>    |=>    <=|    |>    ??    |+|    !&&    -->    |    ?    <^>    !?    :?>>    <<?:    :++>    :++>>    <++:    <===>    -+-    =?=    ⊛

---
class: middle

## 超基本的な情報

- リポジトリ <https://github.com/scalaz/scalaz>
- 流石に最近はググってもgithubのほうが上位に表示されるが、google codeは古いので一応注意
- scaladoc一覧 <http://scalaz.github.io/scalaz/>
- メーリングリスト <http://groups.google.com/group/scalaz>

---
class: middle

## 読み方

- すからぜっど ？
- すからじぃー ?

どっちも聞いたことある気がする。まぁどうでもいい。<br/>"すからず" ではない、と思う

---
class: middle

## 名前の由来(?)

- <https://gist.github.com/tonymorris/5367920>

---
class: middle

## 適当な要約

- 2008年、Scalaを仕事でつかうことにしたけど、ゴミみたいなライブラリしかない
- 同僚と、オープンソースで作ることに
- 最初は内部的にscalaxという名前だった
- しかし、scalaxという名前のライブラリは他に存在してた
- 見てみたけど、それもまたゴミ
- よって、scalazになった
- (結局zの意味は語られていない・・・？)

---
class: middle, center

githubには

"An extension to the core Scala library for functional programming"

---
class: middle, center

It provides purely functional data structures to complement those from the Scala standard library. It defines a set of foundational type classes (e.g. Functor, Monad) and corresponding instances for a large number of data structures.

---
class: middle, center

Scalaはオブジェクト指向と関数型を融合させた言語

だが

---
class: middle, center

Scalazはその<br/><span style="font-size: 200%;">オブジェクト指向部分を<br/>基本的に全否定</span><br/>して、Scalaにおける関数型プログラミングのみを追求

---
class: middle

「関数型プログラミング」と一言でいっても、広いので、Scala標準ライブラリで足りない(もしくは使いづらい)部分は、基本的になんでも入っていて、結果大きくなる

---
class: middle

- Scala2.11.1 の scala-library.jar は <span style="font-size: 200%;">5.3MB</span>
- scalaz-core_2.11-7.1.0-RC1.jar は <span style="font-size: 200%;">8.6MB</span>

<br />

- <http://central.maven.org/maven2/org/scalaz/scalaz-core_2.11/7.1.0-RC1/>
- <http://central.maven.org/maven2/org/scala-lang/scala-library/2.11.1/>

---
class: middle

## 歴史、versionの違いの詳細

大きく分けて以下

- 6.x 系
- 7.0.x 系
- 7.1.x 系
- 7.2.x 系

---
class: middle

## 6 とそれ以前

- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v6.0.4>
- バイナリ互換という概念を保持しようという発想自体なかった
- typesafeがmigration-manegerをそもそも出していなかったので <https://github.com/typesafehub/migration-manager>
- 6系は 6.0.4 が出てからほぼ更新されていない(2012年)

---
class: middle

## 6とそれ以前

- Scala2.10までしか対応してない
- そもそもgoogle codeな時代だったり
- そもそもpull reqベースでの開発が主流でなかった時代
- Scalaz7以降と、かなり異なる部分多い

---
class: middle

## 6以前とそれ以降の<br/>コミット数比較

- v6.0.4まで 1789 commit
- v7.0.6まで 3642 commit
- v7.1.0-RC1 4761 commit

---
class: middle

### つまり、6以前にくらべて<br/>それ以降の開発はかなり活発

- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v6.0.4>
- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.0.6>
- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1>

---
class: middle

## 6で消えたか変更されたもの

- geo 一旦消えたが別リポジトリに復活
- <https://github.com/scalaz/scalaz-geo>
- http 消えた

---
class: middle

## 7.0.x 系

- [2013年のScalaz](http://d.hatena.ne.jp/xuwei/20131226/1388027060) (自分のblog)
- 2013年4月22日に7.0.0finalリリース
- それ以降、一部の例外を除いて、バイナリ互換性を維持してマイナーリリース(つまり1年以上続いてる)
- 7.0.0 final 以降は、wikiにとても詳細にリリースノートまとまってる
- <https://github.com/scalaz/scalaz/wiki>

---
class: middle

## 7.0.x 系

- 現在7.0.6が最新
- 7.0.7も出す予定
- Scala2.9.2 から 2.11 に対応
- [Scala2.11でのvarianceに関する変更とScalaz](http://d.hatena.ne.jp/xuwei/20140123/1390473456)
- Scala 2.12 対応は未定<span style="font-size: 70%;">(簡単にできそうならやるかもしれないが、簡単にできないかもしれない)</span>

---
class: middle

## 6系と7.0.x以降の違い

- importを分けられるようになった、MAやMABがなくなり、syntaxやOpsができた、という大きな設計変更
- [半自動コード生成という謎技術](https://github.com/scalaz/scalaz/blob/v7.1.0-RC1/project/GenTypeClass.scala)
- モジュール細かく別れた
- その他数えきれないほど色々

---
class: middle

## 7.1.x系

- 7.0.0 finalが2013年4月にでたことにより、開発開始
- Scala 2.9.3 から 2.11 に対応
- Scala 2.12 対応は未定だが、7.0.xに比べればやりやすいはずなので、たぶんやる?
- 7.1.0-M1からM7まで、7つのマイルストーンと、RC1

---
class: middle

## 7.1.x系

- もうすぐfinalがでるはず
- 7.1.0 finalがでるまでは、バイナリ互換は保証されない
- 基本的に、specs2などの7.0.x系に依存してるライブラリと共存できないので注意
- 様々な機能追加はあるが、6から7の変更に比べれば、それなりに互換性ある

---
class: middle

## 7.1.x系

- 他のライブラリとの相性やバイナリ互換を考えて慎重を期すなら、まだ7.0.x使ったほうがいい
- そのあたり気にする必要ない場合や、7.1.xにしか入ってない機能を使いたい場合は、もう7.1.0使うべき
- バイナリ互換崩れないものは、7.0.xにバックポートされてる

---
class: middle

## 7.0.xから7.1.xで、今のところバックポートされてない変更点(一部)

- varianceの変更(共変や反変を使わない流れになった)
- <https://github.com/scalaz/scalaz/pull/383/files>
- abstract classのほうがバイナリ互換崩れないことがわかったので、traitから変更
- <https://github.com/scalaz/scalaz/pull/450/files>

---
class: middle

## 7.0.xから7.1.xで<br/>非推奨になったもの

- BKTree, MetricSpace, Cojoin, Each, Length, Index
- [無法者の型クラス](http://eed3si9n.com/learning-scalaz/ja/Lawless-typeclasses.html)

---
class: middle

## 7.0.xから7.1.xで、今のところバックポートされてない追加されたもの

- InvariantFunctor, Align, Inject, ISet, Endomorphic, NotNothing, Scala標準ライブラリのFutureのインスタンス

---
class: middle

## 7.2.x系

- まだ開発始まってない
- 7.1.0 の final が出れば開発開始
- Scala2.9を切り捨てる予定
- よって、value classやmacroを多用して、大きな改善が？
- IOモナドとFutureをFreeモナドベースで統合?

---
class: middle

## モジュール構成

- core
- concurrent
- effect
- iteratee
- iterv
- scalacheck-binding
- typelevel
- xml

---
class: middle

---
class: middle

## core

- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1/core/src/main/scala/scalaz/>
- Scala標準ライブラリ以外に依存ライブラリなし
- 他のモジュールはすべて必ずこれに依存してる
- 数多くのデータ構造や型クラス入ってる

---
class: middle

## core

- 一番利用者多いのも明らかにこれ(おそらく9割以上)
- 単に"Scalaz"といった場合に、coreを指すこともあるくらい？
- 基本的にこれを使いこなすことから始めて、他のモジュールは気にしなくてもよい、くらいに中身濃い

---
class: middle

## core

- 大きすぎるのでモジュール分けたい話がでたが、(デメリット多すぎで)現実的じゃないという結論になり、大きいまま
- 型クラスは @gakuzzzz さんが話してくれるはず
- データ構造は @pocketberserker さんが話してくれるはず

---
class: middle

---
class: middle

---
class: middle

## effect

- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1/effect/src/main/scala/scalaz/effect>
- coreのみに依存
- IOモナド、STモナドなど

---
class: middle

## concurrent

- effectに依存
- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1/concurrent/src/main/scala/scalaz/concurrent>
- 型がつくActor, Future, MVar, Chan など

---
class: middle

## iterv

- 古いIteratee
- effectに依存
- 350行程度のファイル1つのみ
- <https://github.com/scalaz/scalaz/blob/v7.0.6/iterv/src/main/scala/scalaz/Iteratee.scala>
- オワコン
- 7.0.xまでしか存在せず、7.1.xには無い

---
class: middle

## iteratee

- effectに依存
- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1/iteratee/src/main/scala/scalaz/iteratee>
- itervに比べれば新しいIteratee
- だがこれももうすぐオワコン？
- scalaz-streamに置き換えたいらしい

---
class: middle

## iteratee

- play2のiterateeよりジェネリックな感じ(play2はFuture固定)
- それほど実用してるの見かけない
- パフォーマンス出るのかどうかも謎?
- メンテも、少し放置され気味

---
class: middle

## scalacheck-binding

- 他の全部のモジュールに依存
- <http://scalacheck.org/>
- 唯一、本体のリポジトリのモジュールでは、外部のライブラリであるScalacheckに依存
- Scalazのテストは、[他のScalaライブラリにはない面白い仕組みがある](http://d.hatena.ne.jp/xuwei/20121222/1356203049)

---
class: middle

## typelevel

- coreのみに依存
- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1/typelevel/src/main/scala/scalaz/typelevel>
- HList、型レベル自然数、など
- オワコンになってしまった
- shapelessと機能が被るから、という理由

---
class: middle

## xml

- <https://github.com/scalaz/scalaz/tree/v7.1.0-RC1/xml/src/main/scala/scalaz/xml>
- coreのみに依存
- 純粋関数型なスタイルでxmlをparseするためのもの
- Haskellのポーティング
- あまり使われてない？
- パフォーマンスでるのかどうか謎
- 将来的に本体のリポジトリから外す(geoのような扱いにする)ことが検討されてる

---
class: middle

## 自分とScalaz

- 2013年6月からコミッター
- 2013年のコミット数1位
- 2014年もコミット数だと今のところ1位
- (細かい変更が多いので)変更行数だと、総合5位くらい？
- 総合のコミット数2位
- <https://github.com/scalaz/scalaz/graphs/contributors>

---
class: middle

<blockquote class="twitter-tweet" data-conversation="none" data-lang="en"><p lang="ja" dir="ltr">「<a href="https://twitter.com/xuwei_k">@xuwei_k</a> は普通に読んでても気付かないような細かいバグに気付いてる。どうやっているんだ?」みたいなことを Scalaz の他のコミッタが nescala 後の懇親会で言ってた。あと「彼は nescala に来るべきだった」</p>— eugene yokota (@eed3si9n_ja) <a href="https://twitter.com/eed3si9n_ja/status/443248298926043136">March 11, 2014</a></blockquote>
<script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

---
class: middle

## Scalazコミッタになる方法

- 無職になる
- 暇なので、iPadにソースコード入れるなどして、ひたすらコードを隅々まで読む(現実逃避)
- 細かいバグもしくは改善点見つかる
- pull reqする
- 繰り返し

---
class: middle

## Scalazコミッタになる方法

- そのうちコミット権限貰える
- ✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

---
class: middle

## なぜ使うべき？
## いつ使うべきか？

---
class: middle

## いつ使うべきか？

- Scala標準ライブラリでは(関数型プログラミングするのに)物足りないと感じたとき
- チーム開発で使うなら、ある程度メンバーがついてこれそうなとき

---
class: middle

## 使わない方がいいか、必ずしも使う必要ないとき

- Scalaの基本的な言語仕様自体や、標準ライブラリの使い方もわかってない場合
- Scala標準ライブラリで事足りるかどうかもわかってないとき
- Optionに少し便利メソッドを追加する程度の使い方
 - <span style="font-size: 70%;">今後それ以外の部分も使っていく予定ならともかく、本当にそれだけのために使うなら微妙</span>

---
class: middle

## 初心者におおすすめなところ

- [Either](https://github.com/scalaz/scalaz/blob/v7.1.0-RC1/core/src/main/scala/scalaz/Either.scala)
- [Validation](https://github.com/scalaz/scalaz/blob/v7.1.0-RC1/core/src/main/scala/scalaz/Validation.scala) (@pab_tech さんがあとで発表してくれるはず)
- (Scala標準ライブラリの) [Futureのインスタンス](https://github.com/scalaz/scalaz/blob/v7.1.0-RC1/core/src/main/scala/scalaz/std/Future.scala)
- Monoid
- NonEmptyList
- Foldable

---
class: middle

## 勉強方法

- コード読もう
- Haskell勉強しよう？
- 圏論はあったら役に立つかもしれないけど、必須じゃない(自分も圏論わかりません)
- [Functional Programming in Scala](http://www.manning.com/bjarnason/) Scalazの本ではないが役に立つ
- [独習Scalaz](http://eed3si9n.com/learning-scalaz/ja/) 網羅してるのはごく一部だったり、説明や例が簡素なことが多いので注意

---
class: middle

## 主要なコミッタの紹介

---
class: middle

## @retronym

- <https://github.com/retronym>
- コミット数1位
- Scalaのコミッターでもある
- Scalaz7のプロトタイプを、ほぼ一人で作った
- IntelliJ IDEAのScalaのプラグインもコミッタ

---
class: middle

## @tonymorris

- <https://github.com/tonymorris>
- コミット数3位
- Scalazの原作者
- specs2作者の同僚？

---
class: middle

## @larsrh

- <https://github.com/larsrh>
- 最近のリリース関連全部やってる
- wikiのリリースノートもほぼ全部書いてる
- バイナリ互換の方針とか、開発方針とか中心になってすすめてくれてる

---
class: middle

## @S11001001

- <https://github.com/S11001001>
- @ekmettの同僚(金融系？)
- Bazaarというマイナーな(?)バージョン管理システムが好きらしい
- <https://launchpad.net/~scompall>

---
class: middle

## @runarorama

- <https://github.com/runarorama>
- @ekmettの元同僚
- Freeモナド詳しい
- Functional Programming in Scalaという本書いてる
- <http://www.manning.com/bjarnason/>

---
class: middle

## @pchiusano
- <https://github.com/pchiusano>
- scalaz-stream作者
- Functional Programming in Scalaという本書いてる
- <http://www.manning.com/bjarnason/>

---
class: middle

## @puffnfresh
- <https://github.com/puffnfresh>
- RoyというAltJSの作者
- pure scriptのコミッター？

---
class: middle

## @markhibberd
- <https://github.com/markhibberd>
- argonautのコミット数1位
- tonymorrisさんの同僚

---
class: middle

## @pthariensflame
- pipeというHasekellのライブラリをScalaに移植してた(メンテされてない)
- コミット数は別に多くない
- [agdaのコード投げてきた人](https://github.com/scalaz/scalaz/issues/601#issuecomment-30088659)

---
class: middle

## 関連ライブラリ紹介

- [githubをScalazで検索した結果](https://github.com/search?q=%22org.scalaz%22+%25%25+%22scalaz-core%22+7.0&type=Code&ref=searchresults) 1000件以上？

---
class: middle

## <https://github.com/scodec/scodec>

- シリアライズ、デシリアライズ
- scalaz-streamで使われている

---
class: middle

## <https://github.com/scalaz/scalaz-stream>

- scalazコミッタの人が作ってる
- iterateeなどの代替となるはずもの
- 開発活発だし、パフォーマンス重視してて実用的？

---
class: middle

## <https://github.com/julien-truffaut/Monocle>

- 別のLens実装
- Scalaz本体にもLensあるのに・・・
- 最近argonautがこれ使うようになった

---
class: middle

## <https://github.com/puffnfresh/scala-lenz>

- 別のLens実装その2
- みんななぜそんなにLensライブラリ作るのか

---
class: middle

## <https://github.com/argonaut-io/argonaut>

- Jsonライブラリ
- 一応、自分もコミッタ
- それなりな速度でるらしいし、結構実用的かも？

---
class: middle

## <https://github.com/etorreborre/specs2>

- みんな大好き(?) specs2
- かなり有名なテストライブラリの一つ
- 昔からscalaz6を内部に取り込んで使ってた
- salaz 7.0.0 finalでたあとは、直接依存
- よって現状 scalaz 7.1.x と混ぜて使えないので注意

---
class: middle

## <https://github.com/milessabin/shapeless>

- scalazに依存してるわけではない！
- 一部機能かぶってる(tagged type, Lens, HList など)
- scalazよりある意味ヤバイ
- <https://github.com/typelevel/shapeless-contrib>
- akka-streamやplay2のanormのテストに使われ始めるなど、実用されてる

---
class: middle

## <https://github.com/non/spire>

- scalazに依存してるわけではない！
- これも一部機能かぶってる(Monoidなど)

---
class: middle

## <https://github.com/runarorama/scala-machines>

- scalaz-streamと似たなにか
- オワコンなのか、メンテされるのか謎

---
class: middle

## <https://github.com/scalaz/scalaz-geo>

- 一度削除されたが、別リポジトリで復活した
- 地理関係のなにか
- あまり使ってる人多くないと思う

---
class: middle

## <https://github.com/arjanblokzijl/scala-conduits>

- conduitsの移植
- 全然メンテされてない

---
class: middle

## <https://github.com/http4s/http4s>

- scalaz-stream使ってる
- Scalatra3(まだ出てない)は、これ使うようになるらしい

---
class: middle

## <https://github.com/scalatra/scalatra>

- commandsのモジュールでscalazが使われている

---
class: middle

## <https://github.com/pthariensflame/scala-pipes>

- Haskellにpipesというライブラリがあるのだが、それの移植
- あまりメンテされてない

---
class: middle

## <https://github.com/xuwei-k/play2scalaz>

- 自作
- play2とscalazの型クラスを相互変換するなど

---
class: middle

## <https://github.com/xuwei-k/applybuilder>

- 自作その2
- scalaz本体のApplyのsyntaxが12までしか使えなかったり、推論が残念なのを補うためのもの

---
class: middle

## <https://github.com/xuwei-k/iarray>

- 自作その3
- scalaz本体のImmutable Arrayが使いづらいので自作

---
class: middle, center

### おわり？質問タイム?